食物繊維による便秘の改善

摂取の仕方を間違うと大変!食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維とはセルロースなどの水に溶けない食物繊維です。レタス・キャベツ・ごぼうなどに多く含まれています。

それに対して水に溶ける低分子アルギン酸ナトリウムやペクチンなどの食物繊維を水溶性食物繊維といいます。昆布やわかめなどの海藻類やリンゴやバナナなどに多く含まれています。水に溶けるというよりは、水分を吸収しウンチをゲル状にやわらかくし、量を増やしてくれるといったほうがわかりやすいかもしれません。

この二つの食物繊維をバランスよく摂取することが大事です。不溶性食物繊維ばかりを食べ水分を補給する量も少ないと便が硬くなってしまい便秘解消のつもりで食物繊維を摂取しても逆に便秘の原因にもなりかねません。最近の健康食ブームの玄米などは、不溶性食物繊維が多く含まれていますので便秘の方は多めの水分補給を心がけることが大事です。

成人の1日の食物繊維の摂取量は25グラム以上が推奨されています。そして不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の割合は不溶性2に対して水溶性1【2対1】の割合がベストと言われています。

水溶性食物繊維の豊富な食材
【果物】バナナ・りんご・いちご・キウイ・かんきつ類
【海藻】寒天・昆布・わかめ・もずくなど
【きのこ類】しいたけ・まつたけなど
【野菜】白菜・もやしなど

不溶性食物繊維の豊富な食材
【豆類】インゲン豆・えんどう豆・大豆など
【穀類】玄米・ライ麦・小麦・アマランサスなど
【イモ類】さつまいも・さといもなど
【野菜】ごぼう・かぼちゃ・ブロッコリーなど